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空き家に対する選択とかかる税金について
まず、相続人として空き家の対処をどのようにするかの選択を見ていきましょう。
ご存じかと思いますが、土地と家には固定資産税がかかります。これは主がいなくなった空き家に対しても同様です。
これらの空き家は放置することはできません。
では相続人はどのように対応することができるのでしょうか?
主には、以下のパターンがあります。
- 相続する
- 売却する
- 所有する
固定資産税を納めるものは、このような法に則った管理が必要となります。
土地 | 登記簿または土地補充課税台帳に所有者として登記または登録されている者 |
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償却資産 | 償却資産課税台帳に所有者として登記または登録されている者 |
家屋 | 登記簿または土地補充課税台帳に所有者として登記または登録されている者 |
※償却資産……固定資産のうち利用することで価値が低減していく資産のこと。EX: 建物、機械装置、車両、備品などが該当します。
実家(空き家)を相続した場合
あなたのご両親が暮らしていた空き家を相続した場合、故人にかわって相続人が固定資産税の支払い義務を引き継ぎます。
ですので、相続している場合は固定資産税の支払い義務が生じる事をおぼえておきましょう。
実家(空き家)を売却した場合
あなたが空き家を売却するとした場合、譲渡所得税と住民税の2つでの税金がかかります。
また空き家を所有していた期間が5年未満か5年以上かによって譲渡所得税の税率が異なるため注意が必要です。
- 5年を超えて所有していた不動産の売却…… 課税所得税率15%・住民税率は5%、
- 所有期間が5年未満の不動産の売却…… 譲渡所得税率30%・住民税率は9%
※家族から相続した家の売却では、家族が所有していた期間含む
実家に暮らす・所有する場合
あなたが故人の空き家を所有し続けるとした場合、固定資産税がかかることを知っておきましょう。これは故人も払っていたものです。
もし誰も住まずに空き家の状態のまま所有するとなると「管理不全空き家」または「特定空き家」に指定されるおそれがあります。
これは環境や近隣へのリスクが発生するためです。
「管理不全空き家」または「特定空き家」に指定されてしまうと、固定資産税が6倍、都市計画税と3倍となってしまうため、注意が必要です。
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誰も相続しない場合、家庭裁判所に申し立てをする
もし相続人が誰も相続を行わない場合は、家庭裁判所に申し立てを行って「相続財産管理人」を選任する必要があります。
相続財産管理人とは、遺産を管理する業務を行う人のことです。
もし空き家問題の相続拒否が起こったときには、このような制度があることを先に知っておきましょう。
どうする? 空き家との「付き合い方」
実家の空き家問題は、リスクととらえるかメリットととらえるかで大きく変わってきます。
さらに、故人が住んでいた場所が地方なのか都心なのかによっても大きく変わるでしょう。
かかる税金を考えながら、空き家問題と取り組むには以下の方法があります。
解体する
空き家問題で一番早い処理法「家を解体し、売却する」です。
先ほど述べた通り、空き家は所有しているだけでも固定資産税がかかります。さらに最近では放火などの温床となってしまうケースが多く発生しています。
加えて売却を検討するならば、建物付きよりも更地の方が売れやすくなります。なぜなら購入者の負荷がかかりにくくなるからです。
ただし、ここで注意したいのが「更地にした後の固定資産額」の変動です。
家の価値や築年数などで固定資産の額は変動しますが、さら地よりも家がある土地の税金は安いというのが定番です。
ですので「早急に売る予定がない」場合には、いったん時間をおくことをおすすめします。
また、空き家の解体には補助金が使える場合があります。
解体費用は建物の規模によってはかなりの額となりますが、行政が行っている補助金を活用することにより、これを大幅に少なくすることができます。
信頼できるプロに相談し、安く見積もってもらうよう検討してみるのもいいでしょう。
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そのまま売却する
都心のマンションや、痛みの少ない物件であった場合、そのまま売却するという手段もあります。
とくに都心では物件が少ないうえ高く売れる事も多く、仲介業者も積極的です。
ですので、もしあなたの持つ空き家が条件にあうか気になる場合、専門の業者に一度問い合わせてみてもいいでしょう。
「思いがけず、高い値段がついた」ということも少なくありません。
賃貸物件として貸し出す
「地方の実家を相続したけれど、借り手がいない」などといった場合には、古民家などとして貸し出す、という手もあります。
これは、最近流行の「地方移住」をしたい若い世代の家族に向けて訴求ができると期待されており、実際に何件もの成約の実績があります。
もしあなたの実家が農園など営んでいる古民家であれば、優良物件としてすぐに借り手が見つかるかもしれません。
最近ではこのような悩みに沿った「貸し手の負担を軽減する」不動産サポートも活発になっています。
リフォームや仲介手数料が無料な点が魅力です。
ただし、ある程度の清掃やリフォーム代はかかる可能性があります。
まずは、専門の業者と相談してみることをおすすめします。
まとめ
遺品整理を終えた後にやってくるのが「不動産(空き家)の整理」です。
固定資産税は高いので、早急な決断がよりよい遺品整理の締めくくりになるといっても過言ではありません。
「なつかしい実家をどうするか?」というのは難しいテーマですが、ぜひよく考えて最良の決断をしていきましょう。
そのためには固定資産税や不動産などの情報を積極的にとり、あなたの空き家に適した、よりよい比較検討をされることをおすすめします。