実家の片づけで「遺品供養」は必要か?時期や方法について

実家の片づけをしていると、処分していいのかわからないといった遺品がいくつか出てくることがあります。これらは、ほとんどの場合「遺品供養」の対象です。

遺品供養とは、お寺や神社で僧侶や神主に依頼することで故人の思いなどを浄化して処分してもらうこと。
ここではどのような遺品が供養の対象となるか、また遺品供養の方法などについてご説明します。

目次

供養する遺品は、ほとんどの場合「故人の愛用品」

供養の対象となる遺品ですが、よく依頼を受ける、遺品供養として扱われる商品は以下のようなものです。

  • めがね
  • 印鑑
  • 人形
  • 手紙
  • ライター
  • パソコン
  • 写真
  • 万年筆
  • 入れ歯
  • 靴や杖
  • 趣味のもの(碁石・釣り道具・絵具など)

上記以外では神棚や仏壇などの信仰していたアイテム、宗教に関する道具などもあげられます。

神社やお寺をはじめ、遺品整理業者にも依頼できる

通常の遺品供養の場合ですが、以前はお寺や神社で供養やお焚き上げをしてもらうことが一般的でした。ですが最近では需要の多さから、遺品整理業者や葬祭場などでも行えるようサービスが拡大しています。

その方法は主に3つがあげられます。

お焚き上げの方法
  1. 近くの寺院や神社に連絡をし供養してもらう
  2. 遺品業者に依頼し、供養をしてもらう
  3. お焚き上げ専門の会社に段ボールで送って供養してもらう

もし実家の片づけを遺品整理業者に依頼するのでしたら、まずは遺品供養ができるか聞いてみるのも一つです。

遺品供養は片づけと同時並行で考えてみる

遺品供養は実家の片づけがスタートすると「これどうしようか」という疑問から協議になるケースが多いですが、遺品整理業者から見積もりの際に打診されることもあります。

ですのでまずは「遺品供養をするか」「何を供養するか」の二つについては、可能であれば先に決めておけるとスムースです。

おわりに

遺品供養は故人の気持ちよりも、整理をする相続人の気持ちに対する「切りかえ」の儀式であることがあります。主には以下のようなものです。

  1. 故人に対するお祓いの気持ち
  2.  故人への感謝の気持ちや敬意
  3. 相続人自身のけじめ など

遺品供養をするかしないかは自由ですが、相続人が「供養してよかった」という気持ちになれるのが最大のメリットと言えます。

実家を片づけられているメンバーのうち、一人でもこのような気持ちをお持ちでしたら、ぜひ遺品供養をする方向で話を進めてみてください。

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この記事を書いた人

40代後半を機に両親の介護や親せきがいなくなるなど、今までになかったライフワークが押よせる。準備をしていなかったため、疲労がかさみ、自身も一時入院。その後セミナーや書籍を読み「終活」の必要性を感じる。

いままでの経験、そしてこれから自分たちにも来るであろう終活をふまえ、当サイトを立ち上げました。

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