「収納」スペースとして機能する押入れやクローゼット。ある程度仕分けて収納される場所の為、片づけとしては楽なエリアかと思われがちですが、押入れにある物の多さは想像以上。
うっかり一気に取り出そうとしてしまいますと、外のスペースにモノがあふれかえり収集がつかなくなる場合があります。
そこで、ここではクローゼットや押入れの中にある片づけ方はどうするのがベストなのかをご紹介していきたいと思います。
ステップ1:まずは状況を把握する
まず実家にある押し入れやクローゼットの全体を把握してみます。
おそらく洋服や布団などが収納されている場合がほとんどで、和室の場合上の天袋、中段と下段の三つのエリアに分かれている場合が多いです。
さらに下のエリアには下着類などの収納やよく使うけれども表には出せない重いものなどがしまわれていたりします。
気になるのが親の状況です。もしあなたの親が認知症や高齢者だった場合。整理能力が失われている可能性が高くかなり煩雑な状況の可能性もあるでしょう。
天袋にはこたつなどの冬に使うもの、重くて使わない座布団などが大量にしまわれているケースもあります。うっかりお店を広げてしまう前にまずこれらがどのように収納されているかをチェックします。
また廃棄方法ですが主に以下のパターンがあります。
- 自治体の定めたゴミの日に出す
- 地元の廃品回収業者に運ぶ
- リサイクル業者または遺品整理業者に依頼する
ステップ2:押入れなどの前にある家具類は先に片づける
収納棚の周りにはよくソファやこたつなどを配置している実家が多いかと思います。
まずはそれらの家具類から撤去していきます。順番は以下のような流れです。
壁に時計やラックなどが設置されていた場合は、それらも撤去していきます。そうして押入れなどの前にある家具類を撤去してスペースが確保できた場所はそのまま仕分けの場所にします。
すべて廃棄する場合は別ですが、本の片づけ方でもご紹介したように「捨てる」「捨てない(リサイクル)」といったカテゴリにわけて仕分けするとスムースです。
ステップ3:押入れ・クローゼットの「中央」エリアから片づける
さていよいよ収納スペースの片づけですが、クローゼットの場合下から上へ。押入れの場合は「真ん中」から片づけていきましょう。なぜなら上にあるものは「普段使わない・重い」物が置かれているケースがほとんど。中段を先に開けておくと上段などの重い物が置ける場所にもなるからです。
片づけ方としては以下のような感じでまとめていきます。
名残惜しい気もしますが、実家は「すべて片づける」ことが鉄則です。本のように「思い出」となるアイテムが少ない場合、思い切って捨ててしまう方向で作業しましょう。
まとめ
あなたの実家が地方などにある一軒家の場合、収納スペースの大きさからたくさんの物を処分せず保管している場合が多いです。ひょっとするとトラック2台くらいの量はざらにあるかもしれません。
そうなった場合、少人数では対処が難しくなる可能性がありますので、遺品整理業者や廃品回収の業者に依頼してみる事も検討してください。
思い出が多い実家を片づけるのは悲しいこともあるかもしれません。ですので時間が許す限り、焦らずゆっくりが大切です。
実家の片づけは山登りとどこか似ている所があります。気持ちとも折り合いをつけながらあなたのペースで歩んでみてください。