実家の片づけをしている最中、ふとした場所から落ちてきた紙切れが１万円だった…といった場合。あなたならどう思いますか？おそらく嬉しい半面「どうしたらいいのだろう」と少し困ってしまうかもしれませんね。
実は実家を片づけている際、現金や貯金通帳などが意外な場所から出てくることは結構あります。ですが相続人が複数の場合、どのように扱うべきか困るケースもあるでしょう。
そこで、ここでは実家を片づけている最中に見つかる「お宝」アイテムがありそうな場所や、いざ見つけた時の最初法などについてご紹介したいと思います。
現金など、遺品として価値がある物一覧はコレ
まず現金以外での貴重品や、資産価値がありそうなアイテムをチェックしてみましょう。主には以下のようなものがあります。
なかでも一番重要なのが遺言書やエンディングノートです。なぜなら遺産相続の法的処理にも関わることが記載されている場合があるからです。
もし大きな金額の話が記載されているのであれば、弁護士や税理士など専門家の立ち合いを依頼し、公の場で内容を確認してもらいましょう。
トラブル回避のため相続人同士でルールを決める
まず貴重品が見つかる前に必要なのはルール決めです。なぜなら相続人同士が一緒に実家を片づけられない場合、単独行動で現金を見つけるかもしれないからです。
「誰もいないからいいか」とつい魔が差し、こっそり持ち帰ってしまいたい衝動があるかもしれません。ですがもし遺言書やエンディングノートがあった場合,せっかくあなたがみつけた現金がある一定の人に贈呈される予定の場合も十分にあり得ます。
そのため見つけた人が持ち帰るというのは逆に、相続人同士がトラブルの引き金になる元になってしまいます。
ですのであらかじめ貴重品を見つけた場合には〇〇〇に保管するといったルールを決めておくことが重要になってきます。
業者は貴重品を見つけるプロ、ほぼ100％相続人へ報告も
実家の片づけをしていたものの、途中から時間がなくなり遺品整理専門の業者へ委ねるといったケースは実際のところ増えています。
そしてプロに頼んだ結果、先に述べたような現金や貴重品が見つかったといったケースがほとんどです。なぜならプロの業者は何百件もの家を訪問し、遺品などの片づけを行っているからです。
よく「悪徳業者がネコババするのではないか」といった口コミがありますが、ほとんどの場合それはあり得ません。なぜなら彼らは仕事の信用が優先第一であり、悪い噂が経てば会社自体の経営も危ぶまれるからです。
あなたはもし有名ラーメン店に行き「スープに虫」が入っていたらどう思うでしょうか。
それと同じと考えてみてください。むしろ専門業者の場合「どこに貴重品があるか」を探す手がかりを見つけてくれる可能性すらあります。
全国展開している遺品整理業者であれば信頼と安心が第一と考えていますから、よほどのことが無い限り、まず心配することはないと考えていいでしょう
さて、その遺産整理のプロがよく貴重品を見つける場所がこちらとなります。
＼現金がよく見つかる場所／
ほかにも寝室や和室、といった落ち着いた場所には宝物を隠しておくことが多く、そこにあるタンス類なども念入りに探してみると通帳や印鑑などが見つかるケースがあります。
こういった予備知識を知っておくと、貴重品を先にまとめられて便利です。
負の遺産に関しても相続人同士で相談する
現金の隠しポイントとして最適な場所は、ときに「借用書」などの隠し場所としても最適だったりします。
故人の借用書を見つけた場合にも、先に見つかるのに越したことはありません。現金がありそうな場所などに借用書を隠すケースも想定されますので、思い当たる場合には優先的に探してみましょう。
まとめ
よほど訓練されていない限り、人はだいたい同じような場所に秘密を隠すケースがあります。ですので、あなたの親も上にご紹介したような場所に貴重品を隠していると考えてまずは片づけをスタートさせてみましょう。とくに「タンス預金」とはよく言ったもので、往々にしてタンスに貴重品を忍ばせていることは変わらず多いです。
一番残念なのは相続人が誰も積極的に探すことをせず、大切なものがすべて破棄されたといったケースです。たとえ専門業者に途中依頼したとしても、万全ではありませんので破棄されるケースは多々あります。
大切なものを見つける能力と言うのは身内であるあなたが一番長けていると考え、時間がある限り丁寧に片づけを実践してみてください。
