アンケート結果から見る「実家の片づけ」。最新の動向について紹介

自分たち以外での遺品整理や実家の片づけ。実際どうされているか気になる方もいますよね。

最新の調査結果を覗いてみることで興味深いデータが得られたり、今後の片づけかたのヒントもあったりすることもあります。

そこでここでは2022年度以降の「実家の片づけ」や「遺品整理」に関するアンケート結果についてご紹介します。

調査元ソース:一般社団法人 日本ホームステージング協会

■調査概要
調査概要:実家の片付けに関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年4月21日〜同年4月21日

目次

実家には「モノが非常に多い」「モノが多い」と答えた人が全体の約5割

まず実家にある物の多さですが「非常に多い」や「多い」の回答が全体の約半数を占めています。

やなりどの実家にも物ががどっさりと積まれているようです。どの家もほとんどの場合、片づけが大変だという事がわかります。

実家は「比較的きれいな状態」「片付いていない」が半々

次に掃除状況です。「比較的片付いている」と答えた方が3割で、ほとんどの場合実家は片付いているという印象です。よくゴミ屋敷と称される家がありますが、割合的にはトップではありません。

ただし「片付いていない部屋がある」と答えた方が3割強。どのような状況になっているかは不明ですが、このような部屋は片づけるのに手間がかかると予想できますね。

処分ができない理由トップは「お金がかかる」から

それではもう少し掘り下げてみてみましょう。

「実家が片付いていない」「どの部屋も片付いていない」と回答したなかで、なぜなのかを問うたところ「処分するのにお金がかかるから」が66%以上と多くの回答を得ていました。

次に「相続の際たいへんになる」との回答です。やはり皆さん、実家の片づけがどれほど大変かを理解されているようです。

その他「親がケガをしないか心配」など両親を思いやる回答も目立っています。

実家を片づけない理由のトップは「時間がない」

実家が片付かない理由として「時間がない」「どこから手をつけていいのかわからない」といった回答が上位に上がっています。ただしその他/無回答も26パーセント以上と高く、実家の片づけの複雑な状況が感じ取れます。

親の承諾が得られないなどの回答も見受けられますので、やはり親子関係は社会的な人間関係よりもずっと複雑な状況なのかもしれません。

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おわりに

実家の片づけについては、いざ相続人となると「かなり大変になる」ことが、このアンケート調査からも読み取れます。

さらにその煩雑さから「後回しにしている」といった様子などが読み取れました。やはり相続とのもめごとや片づける手段がわからないといったことがその要因となっているようです。

ですが、実家の片づけが後回しになることでさらにやっかいな問題が出てくるのが遺品整理などの大変なところです。なるべくなら早期発見・早期解決が望ましいでしょう。

ぜひあなたの実家の片づけのご参考になればと思います。

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この記事を書いた人

40代後半を機に両親の介護や親せきがいなくなるなど、今までになかったライフワークが押よせる。準備をしていなかったため、疲労がかさみ、自身も一時入院。その後セミナーや書籍を読み「終活」の必要性を感じる。

いままでの経験、そしてこれから自分たちにも来るであろう終活をふまえ、当サイトを立ち上げました。

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