四十九日も終わり遺品整理を行うためのメンバーも揃ったところで、いざ実家の整理が始まります。
ですが、いざ片づけをスタートさせると手足は動かしているのにまったく片づいていない。といった状況に陥ることがあります。
そもそも片づけるという行為に慣れていないというのもありますが、ほとんどの場合準備不足とフローの確保ができていないことが原因だったります。
そこでこのページでは、実家の片づけは何からスタートさせ、どのような段取りで行うとスムースになるかという点をふまえ解説していきたいと思います。
故人の重要書類や貴重品はどこにあるかを探す
まずとりかかりとしてあげるのが故人が持っていた重要な書類や貴重品の捜査です。
これは寝室や書斎などにひっそりとしまわれていたり、パソコンの中にもネットバンキングや証券などの履歴が残っている可能性も否定できません。ですので、そういった重要な書類などがどこにあるかを丹念に調べます。
☑現金/銀行通帳と印鑑/クレジットカード ☑遺言/エンディングノート ☑証券口座の書類/運転免許証/パスポート ☑腕時計、ネックレスなどの高級品 ☑骨董品、お酒などの貴重品
内容によっては借金の保証人やローンの貸しつけの記録だったりと負の遺産に関するものが出てくるかもしれません。
そのような場合「相続放棄」という考え方も出てきますので、まずはこういった故人の書類などから片づけていきましょう。
実家を片づけるための道具を確保する
重要な書類や貴重品が見つかったと思ったタイミングで、いよいよ大がかりな片づけに入ります。まずは準備段階として以下のようなものを揃えておきます。引っ越しの際に使うものとほぼ一緒と考えていいでしょう。
- 段ボール…アルバムをはじめ買取りしてもらえそうな書籍など「処分ほどではない」と、考えられるものを入れておくのに便利です。
- ビニール袋…いらなくなった布類、紙類などの可燃ごみをビニール袋に入れて処分に回します。廃品業者に頼む場合には100円ショップのモノで事足りますが、可燃ごみとして廃棄する場合には、市区町村で指定のビニール袋がある場合があります。この際には早めに調達をしておくと便利です。
- 軍手…割れた食器や庭、水回りなどの整理をする際に便利です。棚などを持ち運ぶ場合にも埃が手に就く場合があります。
- 運動靴…故人が亡くなって時間が経っている場合、埃や老朽化などで朽ちている部分があります。ですから運動靴は足のケガなどから身を守るうえでも重要となってきます。
- ガムテープとカッター…段ボールにまとめた不用品をとりあえず保護しておくなどの用途がある場合、役に立ちます。
- 水₍ペットボトル)…普段より手を動かす時間が長く、脱水症状を避けるためにもこまめに水分を補給しましょう。
- マスク…アレルギー性鼻炎などを持っている場合、埃によっては鼻炎が加速する場合があります。マスクなどで保護しながら不用品を整理していきましょう。
- 救急グッズ…慣れない作業でうっかりケガをする場合に備えて。あわててコンビニで探すなどの手間が省けます。
実家の導線を確保する
実家の片づけを行ううえで「ゴミエリアへの導線」を確保しておくことで片づけはよりスムースに進みます。
ここでは廃品回収業者などが実践している、おすすめの方法についてご紹介します。
いざ片づけをスタートさせていくうえで不用品をカテゴリごとに分けることは、後からの仕分け作業にも有効です。なぜなら片づけたものが必要品だった場合、あとから探すのに大変な苦労するからです。
とくに不用品の「いらないもの」のなかには売ることができるアイテムが混じっている場合が多数報告されています。
これらは余裕があれば買取業者に引き取ってもらうのもひとつの方法です。
まとめ
実家を片づけを行うと、思ったよりも時間がかかるうえ大切な書類や貴重品を捨ててしまったというケースが多発しています。
とくに日ごろから両親とコミュニケーションが取れていたとしても、投資信託や株の証券に関しては、故人がひっそりとおこなっている可能性があり知らなかったということがほとんどです。
金銭面に関しては身内であれ言い出しにくいというのが本音であり、後から身内が見つけてあげる事こそ本当の供養といえるでしょう。
実家の整理ともなると非常に規模が大きいうえ、時間などの兼ね合いもあり専門の清掃業者に頼まざるを得ないケースが多いです。とくに賃貸の場合、周囲の迷惑をかけないうちに作業を進める必要となります。
そんな時にサポートをしてくれるのがおすすめの『遺品整理業者』となります。数ある遺品整理業者を比較するうえで、おすすめしたいのが以下の2社です。
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