あなたのご両親のうち、どちらかが亡くなった場合、遺品整理は誰が、どのように行わなければならないのか気になりますね。
とくに兄妹がいる場合、協力してできるのか無理なのか。といった点も含めてかんがえていかなければなりません。
誰かが決めないとあっという間に時間が過ぎてしまうのが遺品整理の大変なところです。ですが、あらかじめルールが分かっていれば案外簡単に済むこともあります。
そこで、いま遺品整理を行わなければいけない立場にある皆様へ、どのようなルールに基づいて誰が片づけていくかを決めるポイントをご紹介します。
法律的には故人の相続人が行うもの
まず先にお伝えしたいのは「遺品整理は身内がする義務はない」ということです。
そう聞くと「なーんだ、誰でもいいのか」と思われるかもしれません。ところが法律上では「遺品は相続人の財産となる」という決まりがあります。
つまりあなたが受入れたくない場合でも、親が亡くなった場合、実家にあるモノはあなたに所有権が引継がれる可能性があるのです。
このような法律があるため遺品整理を身内がする義務はないものの、結局「親の実家の片づけをしたほうが後々めんどうがない」ということになり、子どもであるあなたと、その配偶者が片づけをおこなうケースがほとんどです。
もちろん兄弟姉妹がいる場合、彼らもその対象となります。
まずはお互いの気持ちを確かめるため葬儀などの合間に遺品整理の話を切り出してみるのもいいでしょう。
ちなみに確認するのにベストなタイミングですが、ほとんどの場合全員が集まれる「葬儀中」または「四十九日」になります。
遺品整理は兄弟姉妹全員に関わる話となりますので、忙しくても耳を傾けてくれる場合がほとんどです。ぜひ検討してみてください。
遺品整理には主に2つのパターンがある
相続人が誰か分かったら、いよいよ準備にとりかかります。遺品整理は主に2つのやり方があり、どちらかを選ぶことになります。
「どうしても身内だけでは難しい」といった場合のケースですが、相続人の何人かが実家から遠い場所に暮らしているといったケースが多く見受けられます。
このような場合には、プロの遺品整理業者に頼んでみてもいいでしょう。
基本的な遺品整理の準備(相続人の場合)
相続人の意思が固まり次第いよいよ遺産整理の片づけに入りますが、片づける前に近所にあらかじめ「実家の家を掃除をする」とお伝えしておくとよりスムースです。なぜなら想像以上に騒音があり、何があったのか気にされる場合があるからです。
とくに近所づきあいが盛んだった地域で暮らしていた場合、挨拶をすることで故人にまつわる知らなかった情報も聞きだせる可能性があります。
上記をふまえ作業にかかる前に以下のような点にも気をつけてみましょう。
余談ですが、実家に庭がある場合、草木が生い茂り近所に迷惑をかけている場合があります。
ですから庭に関しては整理の最初のチェックポイントとして注意しておきましょう。隣近所に迷惑をかけている草木があれば優先的に対処していきます。
まとめ
遺品は他の不用品とは違い、故人の想いや遺族の思いがつまっています。
また相続人それぞれの意見もある場合、すぐに対処するのにはデリケートな問題を抱えている場合も否めません。
よろしければ悩み事のカテゴリーもご参考になさってください。