人生において、大切な人との別れは突然訪れるもの。とくに、長年連れ添ったご両親との別れは、計り知れない悲しみがあります。
ですが、残されたご家族にとって「どんな葬儀にするべきか」という、大きな決断をすぐにしなければなりません。
時代が加速し、大規模だった葬儀も、最近は中小規模で行える「家族葬」などがトレンドになってきました。
しかし、いざ自分が喪主になった場合
「家族葬って、具体的にどこまで対応できるんだろう?」
「一般的な葬儀とどう違うの?」
といった疑問をお持ちになる方も少なくないのではないでしょうか。
とくに、ご両親の葬儀は、単なる儀式以上の意味をがあります。
「できるだけ、身内だけで静かに見送りたい」
「故人との最後の時間を大切にしたいけれど、費用は抑えたい」
そうお考えのご夫婦もいらっしゃるかもしれません。
鎌倉新書の調査(2024年)によりますと、家族葬の平均費用は約105.7万円。 内訳は以下のようなものにかかっています。
そうですね。
実際に、100万円程度で故人様とごく親しい方々だけで心温まるお見送りを実現したいというご要望は、近年非常に多くなっています。
そこで、このブログでは、そうした皆様の疑問や不安に寄り添い「家族葬でできること、できないこと」といった具体的な対応範囲。
さらには「一般葬との費用や内容の違い」、「後悔しない家族葬を実現するためのポイント」まで、知りたい情報をご紹介していきます。
「ひっそりと、でも心をこめて故人を見送りたい」
そのような願いを叶えるために、家族葬という選択がどこまで対応可能なのでしょうか。
各葬儀社のプランや口コミなども交え、一緒に見ていきましょう。
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家族葬の流れについて
まず最初に、家族葬の流れについてみていきましょう。家族葬は、主に以下のような流れになります。
【一日目】
- 故人の搬送
- 自宅または施設での安置
【二日目】
- 納棺式
- 通夜
【三日目】
- 告別式
- 出棺
- 自宅または施設での法要
はい、通常の葬儀とあまり流れは変わりません。ですが小規模で行えることなどの理由から、家族葬を選ばれたご親族のかたは「満足している」という調査結果が出ています。
主には以下のような点に対して評価が高いです。
- 家族葬のイメージは「少人数」「低予算」である
- 通常の葬儀にくらべ、二日葬で故人を送り出せる。
- 明朗会計なので、追加料金が少ない(または無い)。
家族葬とはどんなお葬式?どこまで呼ぶ?注意点や費用、流れを解説
家族葬の費用は約100万円
家族葬の費用相場ですが、平均して80万~100万円となっています。これは通常の葬儀よりも小規模(20~30名前後)で行われる事などが理由です。
場所によっては若干の変動がありますが、通常の葬儀の全国平均額は約150万円といわれています。ですので、家族葬はかなり割安となっていることは間違いないでしょう。
さらに小規模な家族葬であれば、20~30万円前後で行えるプランなどもあります。都内での小規模葬儀の場合、以下のようなプランを検討される方が多いです。
都内でおすすめの葬儀プラン(株式会社ワンライフ)
プラン | 直葬・火葬式プラン | 1日葬プラン | 家族葬プラン |
---|---|---|---|
相場 | 162,800円〜(税込) | 272,800円〜(税込) | 382,800円〜(税込) |
葬儀参加人数 | 1〜10人 | 1〜30人 | 1〜30人 |
おすすめポイント | ・心身、費用的に負担が抑えられます。 ・プランに基本的なものが含まれていて安心 ・ごく限られたご家族・ご親族でのお見送りに適しています。 | ・180㎝幅の生花祭壇が含まれています。 ・プランに基本的なものが含まれていて安心 ・お通夜がないのでご負担が軽減できます。 | ・180㎝幅の生花祭壇が含まれています。 ・プランに基本的なものが含まれていて安心 ・親しい方々とゆっくりとお見送りいただけます。 |
利用条件 | 条件無し | 条件無し | 条件無し |
利用条件詳細 | – | – | – |
含まれる項目 | ・搬送費(〜安置場所)(~20kmまで) ・役所手続き代行 ・安置施設利用料 ・ドライアイス ・棺・棺用布団 ・搬送費(式場・安置場所〜火葬場)(~20kmまで) ・火葬場手続き代行 ・骨壷・骨箱 | ・搬送費(〜安置場所)(~20kmまで) ・役所手続き代行 ・安置施設利用料 ・ドライアイス ・枕飾り一式 ・白木位牌 ・棺・棺用布団 ・仏衣一式 ・搬送費(安置場所〜式場)(~20kmまで) ・祭壇(幅180cmの生花祭壇) ・遺影写真 ・受付一式 ・焼香用具一式 ・運営スタッフ ・司会スタッフ ・会葬礼状(30枚) ・搬送費(式場・安置場所〜火葬場)(~20kmまで) ・火葬場手続き代行 ・骨壷・骨箱 ・自宅飾り一式(後飾り) | ・搬送費(〜安置場所)(~20kmまで) ・役所手続き代行 ・安置施設利用料 ・ドライアイス ・枕飾り一式 ・白木位牌 ・棺・棺用布団 ・仏衣一式 ・搬送費(安置場所〜式場)(~20kmまで) ・祭壇(幅180cmの生花祭壇) ・遺影写真 ・受付一式 ・焼香用具一式 ・運営スタッフ ・司会スタッフ ・会葬礼状(100枚) ・搬送費(式場・安置場所〜火葬場)(~20kmまで) ・火葬場手続き代行 ・骨壷・骨箱 ・自宅飾り一式(後飾り) |
プラン備考 | 安置料サービス | 安置料サービス | 安置料サービス |
『安心葬儀』より※料金は別途変更となる場合があります。
そうですね。とくに葬儀の場合「何が必要か」といった点がわからず、やみくもにオプションをつけた結果「想定以上の値段だった」と後悔するケースが後を立ちません。
その分、プランによってある程度相場がわかるパッケージであれば、急なご不幸があった場合でもスムースに対応できますので、ご親族の方もホッとすることが多いはずです。
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家族葬、その他のメリット
家族葬におけるメリットですが、相場意外には以下のような点があります。
家族葬のメリット1.親しい親族や身内で見送れる
家族葬だから、といっても参加する方の範囲や人数に決まりはありません。
ですので、親しかった友人や参列したい希望がある方なら、どなたでも参加が可能です。
あらかじめ参列者の人数が分かっている分、見積もりも立てやすくかつ時間の配分などの計算ができますから、ご迷惑をかけることが少ないのがメリットです。
ただし「後から知った」などといった場合を考慮して、あらかじめ「家族葬にした」ということを幅広い人にお知らせする必要があります。
斎場・葬儀場を好きな場所で選べる
ご両親などが遠方の場合でも、家族葬であれば自宅から近い場所を選べます。
これにより、ご親族自身の負担が少なくて済む。というメリットがあります。また宗教観の隔たりなどもないため、要望にそったプランで進められるのも魅力です。
ただし生前に葬儀などの指定があった場合には、故人の意向が最重要となります。エンディングノートや遺書がないかをいま一度確認しておきましょう。
家族葬のデメリットは「弔門客」
はい、そういった点での心配が多くあるのが「家族葬」のデメリットです。
もしご身内が社交的で、知り合いが多かった場合には「なぜ知らせてくれなかったのか」といったクレームが多くなる可能性があります。
はい、ですので故人がどのような付き合いをしていたか、という事をふまえ、通常の葬儀にすることも前提として比較をしてみるといいでしょう。
家族葬の香典は必要?
そうですね。一般的に香典の相場は通常のお葬式と変わりません。
家族や、故人に近い身内などの場合には通常より多く包むこともあります。費用は一般的な香典の相場を参考にしてみてください。
- 家族 50,000円~
- 祖父母 、兄弟・姉妹 30,000円~
- 配偶者の両親、親せき縁者 10,000円~
- 友人・知人 5,000円 ~
そうですね、逆に「多すぎる」などといったこともありますし、香典をもらうのが気が引ける。といった場合もあります。
ですので「家族葬」にして「香典はいりません」と決めたのであれば、参加者または弔問される方々には、あらかじめお伝えしておくと、追ってトラブルになることが防げます。
まとめ
家族や親しい人があつまって行われる『家族葬』は、小規模ながら一般的な葬儀とそれほど大きな差はありません。
ですので、参加者が30人前後であれば、複数社の見積もりをとり検討してみる事をおすすめします。
故人にとってもご家族にとっても最適なプランをぜひ見つけてくださいね。
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