実家の整理|不用品や粗大ごみをスムースに片づける方法について

あなたの実家のリビングやキッチンにあった家具や食器類ですが、必要がなくなった時点で「不用品」または「処分対象品」となります。

もったいないとは思いますが、ぐずぐずしているといつまで経っても処分が進みませんので、ここは思い切って粗大ごみとしての処分をしていきましょう。

ここでは実家の片づけで処分したい粗大ごみを簡単にまとめる方法についてピックアップしてみたいと思います。

目次

ごみの処分方法は相続人同士で協議しておく

まず、実家にある不用品については「どのように処分するか」という点にフォーカスをします。そして相続人同士で一番良いと思う方法から実践していきましょう。

もし故人の片親が元気である場合「実家のココをこう整理したい」という風に打診しておき、了承を得ておくことも大切です。

主な不用品の処分方法
  1. 実家の燃えるゴミの日や不用品回収日の前日に集まって作業をする
  2. 実家に近い相続人が後で指定のゴミの日に出しておく
  3. それぞれが車などで持ち帰り、自分たちで捨てる
  4. あらかじめ廃品業者に依頼し、とりに来てもらう

不用品の大小は家庭によってさまざまかと思いますが、あまりにも多くなりそうな場合には、あらかじめご近所に挨拶をしておくとよりスムースです。

実家や引っ越しの片づけででるゴミ類をまとめて出せない自治体もあります。まずは片づける実家の自治体に問い合わせて、まとめてゴミを出せるか確認しておくことが大切です。

最初に行いたいのが「電気」「水道」の復旧

実家の大型ごみや粗大ごみを片づける際、まずチェックしておきたいのが実家を片づける際の時間や季節のこと。夏は日照期間が長いものの暑い場合が多く、冬はすぐに暗くなるので電気が必要です。コンセント回りなども暗いとよく見えない場合が多いので注意が必要です。

さらにキッチンまわりの粗大ごみを片づける場合、片づけている間に油や食材などがこぼれる場合があります。こういったケースに備えてあらかじめ水道が使えるよう確保しておきます。

すでに電気や水道を止めてしまい「面倒だから」と放置すると、季節によっては熱中症などの体調不良にもつながるケースがあります。

ですので、まずは片づけに必要なインフラの復旧を目指しましょう。

導線である駐車場と業務用エレベーターの確認をしておく

相続人の複数が車で実家を往来するといったケースでは、駐車場が足りなくなるケースも想定されます。そういった場合には相続人がそれぞれ「駐車場を確保」しておく必要があります。

さらに廃品回収業者がやってくる時間帯に「どこにトラックを停めてもらうか」といった点にも配慮しておくと近所迷惑になりません。ですから時間に余裕がある場合には車の駐車場に関する事も調べておくと楽です。

エレベーターについても同様です。故人がマンション暮らしで高層階に暮らしていた場合、不用品を運ぶためエレベーターの確保が必要となります。

業務用のエレベーターがあればいいのですが、ほとんどの場合住人用のエレベーターを利用することになりますので、乗り降りされる方の迷惑とならないように片づけていきましょう。可能であればマンションの管理人に連絡をとり、そのマンションのルールを知っておくと便利です。

大型ごみはリサイクル業者に回すという手もある

タンスや冷蔵庫・電子レンジなどの大型ごみは回収する日も限りがあり、かつまだ使えるものが多いです。

ですので相続人のなかで「欲しい」という人があれば率先して引き取ってもらいましょう。複数いた場合にはくじ等で決めるのもいいでしょう。

また粗大ゴミだと思っていても、リサイクル業者に見積もりを依頼すると想像以上に高額で買い取ってくれる場合があります。もし買取が成立した場合には、実家の片づけのねぎらいにもなりますので、時間がある場合には問い合わせてみるといいでしょう。

リサイクル業者に依頼をかける大型ごみは他の粗大ごみとは別に分け、綺麗にしておくと査定のときに有利です

ただし「すぐにでも片づけたい」ということであれば、やはり廃品回収業者に回すことが優先となります。自分たちの遺品整理の時間の兼ね合いと相談して決めていきましょう。

まとめ

不動産業界ではよく言われていることですが「住む人がいなくなると、とたんに家が傷む」といったことがありますが、実家の遺品整理がまさに当てはまる言葉です。

もともと暮らしていた主がいなくなり、ゴミ屋敷になると不法投棄なども多くなってきます。このことが原因で近所とのトラブルにつながりかねません。できる事なら、相続人同士で集まり早めに整理をすませておきましょう。

また「ここまではやったけど、後はプロに任せたい」という相続人も最近は増えてきました。やはり自分たちである程度やり、限界がきたところで残りは専門業者に依頼する、といったパターンが人気です。

あなたの時間と金銭面での余裕と相談しながら、スムースに実家の片づけを進めていきましょう。

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この記事を書いた人

40代後半を機に両親の介護や親せきがいなくなるなど、今までになかったライフワークが押よせる。準備をしていなかったため、疲労がかさみ、自身も一時入院。その後セミナーや書籍を読み「終活」の必要性を感じる。

いままでの経験、そしてこれから自分たちにも来るであろう終活をふまえ、当サイトを立ち上げました。

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